Excelでたくさん日付(11/11や11月11日のように)を入力した後に、年の部分だけ違う年に一括して変更したい場合はどうすればいいのでしょうか。
今回は日付の年(西暦)の部分のみを一括で変更する方法をご紹介します。
はじめに
11/11のようにExcelに日付を入力すると、自動的に11月11日と入力されると思います。
この自動で入力された11月11日の内容を見てみると、数式バーには2017/11/11と表示されているはずです。
Excelでは、年を省略して日付を入力したとき、現在の西暦が補完されるようなシステムになっています。今は2017年なので、11/11と入力すると数式バーには2017/11/11、2018年に11/11と入力すると2018/11/11と数式バーに入力されます。
本題
年を省略して日付をたくさん入力してしまった後に、年を換えたいときはどうすればいいのでしょうか。
実は置換を使用して、年を置き換えることで日付の年の部分のみを一括で変更することができます。
なぜ、置換で置き換えができるかというと、先ほども少し触れましたが、Excelでは6/30と入力をすると、画面では6月30日と表示されます。しかし、数式バーには2017/6/30と入力されています。

図1
ですので、見かけ上は年数が表示されていないとうことになりますが、実は西暦も入力されてるため、置換が利用できるということになります。置換を利用して2017年を変更したい年数に換えてしまうことができるというわけです。
日付の年の部分のみを一括で変更する
それでは実際に年の部分のみ一括して変更してみましょう。
置換したい日付を選択して、タブ「ホーム」→「置換」をクリックします。(置換のショートカットカーはCtrl+Hなので、こちらで開いても大丈夫です。ちなみに、検索はCtrl+Fになります。覚えておくと便利だと思います。)
置換をクリックすると、図2のような画面が開きます。

図2:検索と置換
検索する文字列には変更前の年、置換後の文字列には変更後の年を入力します。ここでは、検索する文字列には2017、置換後の文字列には2016を入力しました。
あとは「すべて置換」をクリックすれば、図3のように年の部分が一括で変更されます。

図3:置換後
まとめ
今回は日付の年の部分を置換を使用して一括で変更する方法をご紹介しました。知っていると意外と便利なので、もし使う機会があれば使ってみてください。
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