Excelには、シートというものがあります。
このシートを上手に活用すると、管理がしやすく、わかりやすいExcelファイルになります。
私は、このシートという機能をExcelを学び始めてから結構後に知りました。(汗)
今回はそんなシートについて説明したいと思います。
シートについて
そもそもシートとはなんでしょうか。図1をご覧ください。赤枠の部分がシートになります。

図1:シート
図1ではSheet1, Sheet2, Sheet3というように3つのシートがあります。それぞれのシートをクリックすることで、シートが切り替わります。Sheet1にはSheet1、Sheet2にはSheet2、Sheet3にはSheet3のシートが表示されます。
紙をめくるのと同じイメージです。紙をめくることで、次の紙が見えますよね。これと同じで、好きなシートを選択することで、そのシートが画面に表示されるということです。
シートを使うと何が便利なの?
シートを使うメリットはなんでしょうか。細かいメリットはいろいろありますが、一番のポイントは管理のしやすさ、見やすさにあると私は思います。
実際に例を挙げて、メリットを見ていきましょう。
AさんとBさんのExcelで作った家計簿
Aさんは1枚のシートに1年間分の収支を入力しました。
しかし、Aさんのシートは見にくくなっている可能性が高いです。なぜならば、1枚のシートに1年間分の収支を入力した家計簿は相当の情報量になっているはずです。
ここで、8月の電気代はいくらだっけ?となったとします。画面をスクロールして8月の部分を探して、電気代の部分を探さなくてはなりません。
情報量が多ければ多いほど、探すのが大変です。
一方、Bさんは4月のシート、5月のシート、・・・のように月単位でシートを作成して、そのシート毎にその月の収支を入力していました。
Aさんとは違い8月の電気代を調べるときも5月のシートをクリックして、そこから電気代を探しました。
このようにシートを活用することで、好きなカテゴリ別に分類でき、エクセルファイルが非常に管理しやすく、そして見やすくなります。
シートの操作
シートは追加したり、削除したりできます。
シートの追加・削除
シートの追加は図2の赤枠の部分をクリックしてください。すると、新しいシートが追加されます。

図2:シートの追加
シート名の変更
シートの名前を変更したいときは、変更したいシートの上で右クリックをします。すると、図3のようなコンテキストメニューがでてくるので「名前の変更」をクリックして、名前を変更できます。ちなみに、変更したいシートの上でダブルクリックをしても変更できます。(私は後者の方法をよく使います。)
シートのコピー・移動
シートのコピーや移動も同様にシートの上で右クリックをして、「移動またはコピー」を選択します。シートをドラッグして移動することもできます。
さいごに
今回はExcelのシートについて説明させていただきました。
ご存知の方にとっては、当たり前の内容でしたが、私自身、シートの存在に気付いたのがExcelを使い始めてから結構後の方だったので、今回の内容を書かせていただきました。
Excelの初心者の方に少しでも参考になればと思います。
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