Excelの関数について(5)(MATCH関数)

Excelの関数についての第5回目です。

MATCH関数は検索値の位置を返す関数になります。「検索値の位置を知ってどうするの?」となりますが、実はMATCH関数は他の関数と組み合わせることで、効力を発揮する意外によく使われる関数の一つです。

今回は、MATCH関数についてみていきたいと思います。

MATCH関数

はじめにMATCH関数の書式を見ていきましょう。

MATCH関数の書式

=MATCH(検査値, 検査範囲, [照合の型])

検査値

検索したい値を入力します。

検査範囲

検索したい値がある範囲を指定します。

照合の型

-1,0,1のいずれかを指定します。各数字の意味は次の通りです。書式を見ると、照合の型のみ[]が付いています。これは、この引数は省略ができますという意味になります。なお、引数を指定しなかった場合は、その関数の既定値が指定されます。MATCH関数では、1が既定値になります。

1と-1は検索範囲を並べ替えておく必要があり、並べ替えずに使用するとエラーが出たり、意図しない数字が出てきてしまうので注意が必要です。

0の(最初の)と括弧ついているのは、範囲内に同じ数字が複数あった場合に、最初に出てきた値を検索しますという意味になります。

表:MATCH関数の照合の型
1 検索値以下の最大の値を検索します。検索範囲を昇順に並べ替えておく必要があります。
0 検索値と等しい(最初の)値を検索します。
-1 検索値以上の最小の値を検索します。検索範囲を降順に並べ替えておく必要があります。

MATCH関数の使用例

それでは、例を見ていきましょう。(図1)

図1:MATCH関数の使用例

商品名と単価の表があります。検索したい商品名がどの位置にあるかをMATCH関数を使って、調べてみましょう。

MATCH関数の特性上、商品名を昇順(あいうえお順)に並べ替えてあります。(今回は、商品名を検索値にしていますが、もちろん、検索値を数値とすることもできます。)

照合の型が1のとき

はじめに、照合の型を1として、表にはない「ぶどう」を検索値としてみましょう。

検索値はぶどうですが、文字列を検索値とするので、ダブルクォーテーションで囲んで”ぶどう”となります。

検索範囲は、商品名の部分ですので、B3:B8になります。

=MATCH(“ぶどう”,B3:B8,1)

となりますね。出力結果は5とでています。

照合の型が1のときは、検索値以下の最大の値を検索することになるので、ぶどうの「ぶ」以下で最大の値は、はさみの「は」になります。よって、はさみの位置を出力してくれます。

はさみは検索範囲で指定した5番目なので5が出力されているということになります。

照合の型が0のとき

次は、照合の型が0のときで、商品名の「のり」の位置を求めてみましょう。照合の型が0のときは、検索値と等しい値を検索ということでした。

先ほどと同様に考えると、

=MATCH(“のり”,B3:B8,0)

となりますね。

のりは、検索範囲において上から4番目なので、出力結果に4と表示されていることがわかります。

照合の型が-1のとき

検索値を「ぶどう」、照合の型を-1として、MATCH関数を使ってみましょう。

=MATCH(“ぶどう”,B3:B8,-1)

となります。出力結果は、#N/Aとでています。

これは、エラーの意味で、何かしら間違ったことをしていますよということになります。

照合の型が-1のときは、検索値以上の最小の値を検索するものでしたが、制約として、検索範囲を降順に並べ替えておく必要がありました。今回は、昇順で並べ替えていたのでエラーになったということになります。

それでは、今度は、商品名を降順にしてみましょう。(図2)

図2:MATCH関数の使用例(商品名を降順に並び替えた場合)

=MATCH(“ぶどう”,B3:B8,-1)

先ほどと同様に入力してみます。今度は、エラーではなく、1と出力されていますね。照合の型が-1のときは、検索値以上の最小の値を検索するものなので、ぶどうの「ぶ」以上で最小なものは、ペンの「ペ」ということになります。

ペンは検索範囲において、1番目なので、1と出力されたということですね。

最後に

MATCH関数はどうでしたでしょうか。冒頭でも少し触れましたが、MATCH関数は他の関数と組み合わせて使うことが多いです。ということで次回は、INDEX関数についての記事を書こうと思っています。

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