今回は、Excelシリーズの第2弾ということで、数を数える関数のCOUNT関数、COUNTA関数、COUNTIF関数をご紹介します。
何か似たような名前ばかりですね。ひとつひとつ見ていきましょう。
COUNT関数
はじめは、COUNT関数です。
図1をご覧ください。

図1:COUNT関数
今回は例として、名前と得点の表を作りました。
EさんとHさんの得点はまだ未定です。
さて、ここで、得点が記録されている人は今現在何人でしょうか?
普通に数えてみると、10人ですね。
このように数を数えるときに使う関数がCOUNT関数です。
カウント関数は、範囲内の数値が含まれるセルの個数を求めます。
この数値が含まれるセルの個数というのがポイントです。COUNTA関数というものが出てきますので、数値が含まれるセルの個数というポイントを押さえてください。
今回の範囲はC3~C14なので、次のように入力すると、数値が含まれるセルの個数を求めてくれます。
これで、10と出力されました。
COUNTA関数
次はCOUNTA関数です。
ん?一瞬同じ?と思えてしましますが、COUNTA関数です。Aが最後についています。
このCOUNTA関数がCOUNT関数とどこが違うかというと、COUNT関数は数値が含まれる個数を求めるものに対して、COUNTA関数は空白以外のセルの個数を求めるものになります。
実際に、試してみましょう。
今回は、B3からC14のセルの範囲の空白以外のセルの個数を求めることにしましょう。

図2:COUNTA関数
すなわち、
と入力すると確かに22と表示されましたね。
ちなみに、=COUNT(C3:B14)と入力すると、数値の個数のみ求めているため、10と出力されます。
COUNTIF関数
最後は、COUNTIF関数です。
今回は、得点が60以上の人数を数えてみましょう。

図3:COUNTIF関数
そうです。関数名のとおりでCOUNTIF関数はCOUNT関数とIF関数が合体したようなものです。
となります。
範囲は、C3:C14で、検索条件のところは、60以上の人数を数えるので、”>=60″となります。ここの部分はダブルクォーテーションで囲む必要があるので、そういうものだと覚えてください。
これで6と出力されました。確かに、60点以上の人は6人いますね。
おわりに
今回は、数を数える関数を3つご紹介させていただきました。
COUNT系の関数をまとめた記事は以下になります。COUNTIFS関数という関数も紹介しています。

次回は、四捨五入の関数です。

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